木の移植作業に欠かせない「根巻き」のやり方

春が近づくと庭木の植栽のため移植する作業が行われます。植木市などに行ってみると、キレイに根鉢が巻かれているのをご覧になったことがあるかもしれませんね。

でもあのキレイな幾何学模様の巻き方はいったいどうやっているんだろう?と思われたことはありませんか?

最後には土が被さって埋もれてしまうような鉢に美しさを演出することは職人のこだわりを感じますよね。でもあの幾何学模様は美しさを求めてそうなったのかもしれませんが、規則性を持たせることによって均等な間隔で巻くことが出来、結果として無駄のない強固な根鉢を作ることができるので効率的でもあるんです。

巻き忘れがあるとその部分の根鉢が割れてしまって木が枯れてしまう原因にだってなりかねません。
しっかり覚えて木の移植を成功させましょう!

使用する道具

土堀りなのでスコップは必要ですよね。あと職人たちは根のそこを掘る場合や、狭い場所での作業に「コトンガ」という道具を使用します。(関西地方での名前)

これがあるとスコップでは作業が難しい場所でも土を掻き出すことができるので作業がずっと楽になりますよ。

あと鉢を巻くための道具も忘れずに。

根を切るための鋏は、土の付いた根を切ることになって刃が傷みやすいので、専用の物を準備した方が良いと思います。

鉢の大きさで巻き方が変わる

色んな巻き方がありますが大きく分けて3通りあります。

①四つ掛け3度巻き

これは鉢の直径が50cmを超えるような大きな木に使用します。(この基準はあくまでボクが仕事でやっていた時の感覚で説明しています。)
クレーンで吊らないといけないような木は最低この巻き方をしないといけません。

三つ掛け3度巻き

これは先ほどのクラスよりも小ぶりな鉢に適しています。根鉢が40cm前後ならこれで良いと思います。

上げ巻き

これは片手でも持つことが出来るような小さな木に使用します。生け垣の苗木くらいでしたらこの巻き方で十分対応できます。

他の木の巻き方と違って、一度掘り起こして地表に上げてから巻くので作業も楽です。

だいたい庭木に施す根巻きとしてはこの3種類を覚えていれば大丈夫です。

巻き方

では実際に巻いてみましょう。

・・・と言いたいところですが、これらの巻き方を1枚1枚画像で説明するとなるとかなりの量になるので、分かり易いように動画にまとめています。初めての方でも挑戦できるようにかなり詳しく解説したつもりです。どうぞご覧ください。
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注意点

土を掘る時にあまり欲張って底を掻き出し過ぎてしまうと、木のバランスを失い最悪倒れてしまう危険があります。もし心配な時はあらかじめ3方向から木をロープで引っ張っておいて倒れないように固定してから作業を進めるのが安全で確実です。

あと1人で巻くとどうしても鉢が緩みがちなので、可能でしたら2人で作業をして下さい。1人が紐を引きながら後退していき、もう1人が後を追いながら根鉢に接する紐を叩いて圧着させます。上下に紐を掛けていくときは上部の紐を引っ張ってもらって、下から出てきた紐で緩みを取り直すこともできます。

まとめ

いかがでしたか?しっかり根巻きの方法をマスターしていれば、手で運べる大きさならご家庭でも移植は自分で出来ます。根鉢を割ってしまわないようにしっかり根巻きを覚えてお庭造りを楽しまれてください。

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