【紐ロープをつなぐ】一重継ぎをもっと簡単に結ぶ方法Improved version of Seet bend
ロープワークをメインに
「ひとり親方ロープワーク」YouTubeチャンネルを運営しています「ひとり親方」です。
2021年チャンネル登録者は7万人を超え
多くの方にご視聴いただいています。
今回は船舶関係でもよく使われている「一重継ぎ」の別の結び方について解説します。
詳しくは動画で分かり易く説明していますが、後ほど画像でも紹介しますね。
便利な結び方
①左側の赤い紐を上側にして交差します。
②右側の青い紐を1周巻きます。
この時の注意点として、青い紐の端より左側に巻きます。
③そのまま青い紐を赤い紐の上側に引き出します。
④赤い紐を折り返して先程出来た青い紐のループに通します。
⑤最後に互いを引き締めると完成です。
動画内でもお話ししていますが、通常の結び方として知られている一重継ぎの結び方よりもかかる手間が少ないのでこちらの結び方をスタンダードにした方が良いように感じました。
現場ではロープの他に紐を使う場面もありまして、太さの違うものを繋ぐときにはこのロープワークを使って重宝しています。
ちなみにですが太さの違うものを繋ぐときには、巻く方の紐は細い紐、折り返す側は太いロープで結んでください。
別名として存在していた
ボクの場合、元は海外の動画を参考にしてこの便利な結び方を知ったのですが、実はこの結び方、国内では「機結び」(はたむすび)として知られている結び方になります。
名の通り、機織りの文化が始まってから浸透していったと推測しますが、実はこのロープワーク自体の歴史はもっともっと古く、新石器時代から存在しています。
↓出典元:結びのテクニック。結び方だけじゃなく勉強になる付加情報が収められていて読み応えがあります。
古ければ人類はおよそ1万年以上前から使ってきたことになります・・
正直驚きですよねぇΣ(・□・;)
親から子へ、仕事仲間からなど脈々と受け継がれて現代に至るわけです。
そしてIT時代に突入した今でもボクたちの生活に深くかかわって切っても切れないスキル、それがロープワークです。
このように日本においても海外においても、構造は全く同じでも職種や土地、言語の違いで呼び名が変わるところがロープワークの面白い所です。
何でこっちの地方では呼び方が変わるのかなぁ・・と思いを巡らす時間も楽しいものです。
たまに由来がまったく分からないロープワークもあって、それについてはいつか動画で皆さんに聞いてみようと思っています(笑)
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