【台風・地震・津波】災害から家族を守る3つの考え防災マインド
ロープワークをメインに「ひとり親方ロープワーク」YouTubeチャンネルを運営しています「ひとり親方」です。
2020年チャンネル登録者は4万人を超え多くの方にご視聴いただいています。
今回の記事は「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」
(川口拓:著、イースト・プレス:出版)
という本からとても良い点を学ぶことが出来ましたので、活かせる点をこの記事にまとめてみます。
著者の川口さんはサバイバルのスペシャリストでブッシュクラフトの講習などを行う団体も運営されている方です。
きっかけ
ボクは1995年(平成7年)1月17日に起きた阪神淡路大震災を神戸で経験しました。
当時は17歳の高校生で今でも当時の記憶は残っています。
父が造園業を営んでいることもあって「高い所は得意だろう」ということで
被災直後は近所の屋根にブルーシートを掛けるボランティアをしました。
年始には阪神淡路大震災、この記事を書いている3月には東日本大震災がありました。
最近ではずっと南海トラフ巨大地震に注意するようテレビでも騒がれています。
そんな中、災害が起きる前にできることってなんだろうと考えるようになり、
実は今回のテーマに沿って動画を作りました。
※この動画は出版社の許諾を得て作られています。
ボクが注目した3つの点
動画内で全て扱っていますがここで復習。
3つの点をお話しましたね。それは、
①まずは「STOP」する
②命の五要素
③「得る」よりも「守る」
でしたね。意味について順を追って書いていきます。
①「STOP」
これは覚えやすく文字通り”ストップ”することを意味しましたが、単語それぞれに意味がありました。
「S」・・・Stop(止まる) まずは”止まる”こと。不用意に動かないことです。パニックになって不用意に動いてしまうと新たな危険に遭うこともあります。
「T」・・・Think(考える) 続いて頭も落ち着かせます。「焦るな」と自分に言い聞かせて、この段階で心身ともに落ち着かせて冷静になります。
「O」・・・Observe(観察する) それから周囲に目をやり注意深く危険要素について観察します。
「P」・・・Plan(計画する) 最後に状況に合わせた計画・行動について考えます。
すぐに回避しないといけないという状況もあるかとは思いますが、そんな中でも訓練を受けた軍人などはほんの数秒の間にこれをやっているそうです。
ボクたちはそんな特別な訓練を受けているわけではありませんが(汗)、
それでも日頃からこの考えに沿って動く癖を身に着けているといざという時きっと役立ちます。
②命の五要素
サバイバルな状況に置かれたときに、命を守るために優先順位を定めるものです。
生き残るために必要な物、それは
①空気<3分>
②シェルター<3時間>
③水<3日>
④火
⑤食料<3週間>
でした
(上の動画で詳しく解説しています)
右の数字は生存が可能な時間です。
「救出リミット72時間」とは3番目の「水」の3日間から来ています。
この情報を知るまでボクは水と食料が上位に来ると思っていたのですが、
実はそうではなくてそれ以上に体温を維持するためにシェルターが必要であることに気付かされました。
人間、体温が冷えたままだと数時間しか生きられないんです。
サバイバルな状況で最も多い死因は圧倒的に「凍死」だそうΣ(・□・;)
低体温症による死で、体の深部(直腸など)が35度を下回ると「多臓器不全」を引き起こし凍死するリスクが高まります。
風は風速が1m増すごとに体感気温は1度下がると言われています。
なので寒気や風から身を守るためにシェルターの優先度は高い位置にあるわけです。
↓このタープは周りに留めるためのハトメがたくさんあるので状況に合わせた使い方が出来おすすめです。
③「得る」よりも「守る」
都市で被災した場合、
多くは「帰還」するためではなくて
「救出されるまで」耐えるサバイバルになります。
なので動いて生じるコスト
(体温維持、労力など)をよく考えて、
失うものが大きいと感じるのなら、
「動かずに待つ」というのが賢明な時もあります。
2番目で扱った命の五要素で、それぞれの期間内に救出が来ると分かった場合、
「待つ」選択が良い場合もあるのです。
ここでも「STOP」が活きてきますね。
動画では語りませんでしたが、
残念ながら
「都市型災害」においては「暴徒化したヒトの危険」というものもあります。
阪神淡路大震災でも、東日本大震災でもそれは起きました。
目を背けたい扱いにくい問題ですが実際にあって、今回ご紹介した本にはそうした現実にもしっかりスポットを当てていました。
「大切な家族」を「守る」という観点からも自身の動きについて、
「得る」よりも「守る」という考えは大切だなぁと思いました。
読み応えのある本です↓
動画公開後の反応
2020年2月28日に動画を公開して数日が経過しました。
現在視聴回数はおよそ900回。
視聴者維持率は25%。
200人以上の方が最後まで耳を傾けてくれたことになります。
駅前で街頭演説をしている人を見かけますが、そこまで人だかりが出来ているのを見たことがありません。
基本みんなスルーします。
ロープワークがメインのチャンネルなので視聴回数は期待していませんでしたが、
200人以上の方がボクのつたない(笑)話ではありますが、
最後まで聞いてくれたことにボクはやって良かったなぁと感じています。
災害が起きてからでは遅いので、それまでに家族を守るためにお父ちゃんが出来ることとして
注意喚起できればと思って作ったのが今回の目的でした。
今後もこの情報がどなたかの役に立てれば幸いです。
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