【ロープの結び方】カルミークループ驚きの速さでループができる!
以前にロープの結びの基本「もやい結び」の効率的な結び方を記事にしてみたことがあります。でも、どうやっても「もやい結び」は2回、輪にロープを通さないといけません。
今回ご紹介する「カルミークループ」(別名:Eskimo Bowline, Cossack Loop)は輪に通す作業は1回だけなのでその分、手間が省けて慣れてくるとササッと手早く結ぶことができます。
あとで結び方を紹介した動画をお知らせしますが(笑)まずは簡単に結び方をここで説明しますね。
①まずはロープを右から左に通します。この時、左手のロープの持ち方に注意してください。
②そのままロープを握りながら左手を返します。
③元紐を左手に重ねてまとめて持ちます。
④左手でロープを握ったまま手を返します。
⑤左手に当たっているロープを跳ね上げます。
⑥跳ね上げた部分に輪ができるので、そこへ末端のロープを折り返した状態で通します(引き解けにする)
⑦元紐を引き込んだら完成!
動画に結び方をまとめています。公開してたった一晩で500回以上再生され、最近にはないような反応があって皆さんの関心の高さが伺えました。
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今回の結びは海外からの視聴者、イングランドでトラックドライバーをしている「デーブ」さんから教えていただきました。
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注意点
動画の後半でも解説していますが最後にロープの元紐を引き締める時に、引き解けのロープにテンションがかからないように注意してください。ループをロックする折り返し部分が反転してしまって固定できなくなります。
説明が難しい箇所ですので詳細は動画でご確認くださいね(笑)
広まった土地でネーミングされている
冒頭でも触れましたが「カルミークループ」は別名、エスキモーボウライン、コサックループとも呼ばれています。3つとも土地に関係したり、それに属するグループの名前が使用されています。ちなみに「カルミーク」(Kalmyk)はロシア西側にある「カルムイク共和国」の名前から来ています。
※出典資料:ウィキペディアより
きっと先住民族たちによって代々受け継がれてきたロープワークなんだろうなぁ・・とか思いを馳せつつ、その合理的な結び方に感銘を受けていました。残念ながら日本にまでは伝わらなかったようで(汗)それを掘り起こして日本人であるボクがこうしてブログやYouTubeの動画という形で後世に残すことができるというのは感無量です(笑)
皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい。
↓注目記事シリーズ
【ネットでビジネス】肉体労働者が不労所得を得るまで①いきさつ編
【ネットでビジネス】肉体労働者が不労所得を得るまで②事業不振編
【ネットでビジネス】肉体労働者が不労所得を得るまで③無料ブログ編
【ネットでビジネス】肉体労働者が不労所得を得るまで④YouTube編
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