男結び(イボ結び)の正しいやり方
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覚えているとどこでも役立つ結び
もともとは造園工事の仕事で竹垣などを結束するときや、支柱を結束するために使用する結びです。
ボクは日常生活でいうと、段ボールや新聞紙などを束ねておきたいときに手軽に結べるのでこの結びを多用します。
「まとめる」「束ねる」ことはこのように日常生活の様々な場面で必要になってきます。
このような場合に「男結び」は非常に役立ちます。
(造園関係の仕事をしている方は「イボ結び」とも呼んでいます)
紹介に至る経緯
恥ずかしい話、ボクはこの男結びをどういう訳か間違って覚えていたらしく、結んだあと緩んでしまうことがありました。それで勉強し直して正しい順番を覚えました。
後述しますが、緩んでしまうことは結びの構造上仕方ない部分があるのですが、正しい結び方を覚えていれば日常生活ではかなり役に立つ結びです。
結び方
では早速説明していきますね。
※動画で結び方をご覧になりたい方は下部に紹介していますのでそちらまで読み飛ばしてください。
1.右から左へ紐を通します
逆にしてしまうと全ての作業が逆になりますのでご注意ください。
2.元紐で輪を作る
左側から出てきた末端の紐を通すように輪を作ります。
3.紐の交点を左手で押さえ、固定する
右の末端の紐をしっかり引き込んでおいてから、左手で緩まないよう固定します。
右手が自由に使える状態にします。
4.右手で末端の紐を取る
5.交点に巻き付けるように反対側へ末端の紐を回す
一番大切なポイントです。
左手で固定している場所の交点に下から末端の紐を左側へ回します。
しっかり引き込みながら回してください。
6.末端の紐を輪に通す
上部に末端の紐を回してきて、上から下へ輪に通します。
慣れてきたら輪の下から右手の指を入れて、末端の紐を引き出しましょう。そうすると作業が早くなります。
輪から出てきた末端の紐はしっかり引いておきましょう。
7.左手で輪を上に押さえる
緩まないよう気を付けながらそのまま輪を上に押し込んで固定します。
ここで右側に出てきている末端の紐を左側に寄せてから左手を持ち直すと、仕上がりが綺麗ですよ。
(詳しくは下記で紹介している動画で解説しています)
8.元紐を引き込む
末端の紐じゃなくて、元紐を手前に引き込みます。
9.最後まで引いたら完成!
最後まで引き込んだら元紐と末端の紐を交互に引いて強く結束します。
不要な紐はハサミ等で切ります。
上で結び方をご説明した際に使用した紐は「パラコード」というもので、とても丈夫で扱いやすい特性があります。カラーバリエーションも豊富です。
もともとは軍隊がパラシュートを使用するために考案された紐で内部に撚り紐が何本か芯としてあり、外部を組み紐で覆っているという構造になります。丈夫な紐なので普段仕事でもボクは使用しています。
動画で確認
さて本題に戻り冒頭で書きましたが、この結びには構造的にどうしても緩んでしまう特性があります。
実際にツルツル滑りやすいロープで検証してみました。結び方も含めて問題の解決法等、徹底的に解説しています。
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→【生活を助ける仕事】副業としてネットビジネスはツールとなるか?人生100年時代を見据えて
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→「 YouTuberとして 」 一覧
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使い方によっては、幹の成長に合わせて「緩んでくれる」のでこの結びが役立つときもあります。
木に支柱を立てて結束しても、緩まなかったら成長とともに紐が食い込んでしまって、場合によってはせっかく育てた木が枯死するということもあります。
ですのでこの結びは「長所が短所」、「短所が長所」というちょっと変わった結びと言えますね(笑)
造園工事で竹垣を組むときなどにも男結び(いぼ結び)は使用されます。
覚えていると何かしらの時に役立ちますよ↓
→「綾掛けいぼ結び」の記事はコチラ
→「木の移植作業に欠かせない「根巻き」のやり方」
→「剪定方法:植栽の植木を透かし剪定してみよう!初心者のための解説」
まとめ
いかがでしたか?
構造上の弱点を理解した上で紐・ロープを用途に合わせて使用すれば、この上なく便利な結びとなります。
ボクは引き締める時に引き解けにしておいて荷物を結束したり、仮止めに使用したりします。紐を引くと絡まることなく一発でスルッと解除できるので便利です。
是非役立てて下さい。
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